グループ B マニア

フォードRS200にお乗りのこさとうさんより、久しぶりに大黒でグループBオフをやりましょうと連絡があったので、退院以来はじめて走行してみました。

出発前に、前回の帰還時にドレーンから流れ出た冷却水を補給し、湾岸線に向けて走行していたところ、またしても水温が100℃超まで上昇。ついにはエンジンルーム内で冷却水がグツグツと沸騰している音まで聞こえてきたので路肩に止めたところ、前回同様にドレーンから冷却水がどんどん排出されていました。

仕方ないので、iPhoneで最寄りの公園を調べ、念のために持ってきたペットボトルに水を汲んでリザーブタンクに補給しました。そのとき、冷却水が吹き出さないように慎重にリザーブタンクのキャップを開けたのですが、80℃近い水温にもかかわらず簡単に開いたので、冷却系がまったく加圧されていないことが判明。リザーブタンクをよく見てみると、ゴムのパッキンが取れ、金属製のキャップ自体にもクラックが入っていました。

もちろん、この時点でグループBオフ参加を断念したのは言うまでもなく、前回の冷却水漏れのときにもっと観察しておけばよかったと反省しました。

リザーブタンクのキャップ自体、たぶん新車時から24年間無交換と思われるので、耐用年数をはるかに超える状態ではあったのですが、新品に交換することで今度こそ水温上昇の恐怖から解放されたいものです。

先日、三栄書房の「RALLY&Classics」Vol.2として、グループBの特集本が出版されたので購入してみました。

本書は、主に過去の「レーシングオン」誌の記事を再編集した内容で、最近のクルマ系ムックに多い焼き直し感は否めません。しかし、グループBだけで一冊にまとめた和書は、1986年に出版された二玄社の「WHAT IS GROUP B」以来のため、ある意味快挙といえるでしょう。

グループB現役時代に出版された「WHAT IS GROUP B」が、当時の最新テクノロジーを中心にした内容だったのに対して、「RALLY&Classics」は、当時の様子をマシンとドライバーの両面で振り返る内容となっているのが大きな違いでしょうか。

いずれにしても、グループB好きにとっては必携の一冊となりそうです。