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デルタS4ストラダーレの決定版

オートアートから1/18スケールのランチア・デルタS4ストラダーレが発売されました。

最近のコレクター向け1/18スケールミニカーは、多品種少量生産に向いたレジン製ミニカーが増えてきました。しかし、今回のランチア・デルタS4ストラダーレは、ダイキャスト製でディテールを再現した大作。フロントとリアのフード、ドアなどが開閉し、実車のような存在感を醸し出しています。

レジン製ミニカーは非常に繊細な造形ができる強みがある反面、パーツがすぐに脱落しそうなつくりで取り扱いに気を遣います。その点、ダイキャスト製ミニカーは、フルディテール製品であっても剛性のあるつくりになっていて安心感があります。

オートアート製の1/18ランチア・デルタS4ストラダーレは、レッドとグレーの2種類が発売されました。

最初に新製品案内を見たときには「グレーなんて実車にないでしょ」と思い、レッドだけを予約しました。しかし、実際に発売された[グレー]の写真を見てみると、どう見てもシルバー。シルバーであれば実車が存在するので購入を決定しました。実際に手元に届いて確認してもシルバーだったのでひと安心。それにしても、なぜ商品名が[グレー]となってしまったのでしょうか。

ご覧の通り、プロポーションは良好です。エンジンカウル部のウィンドウにスモークが入っていればさらに良かったですね。

デルタS4の複雑なエンジンルームはこのように再現されています。このつくりだけでも充分買う価値があります。ちなみにエンジンルーム前方のボードは取り外し可能。ボードを外すとエンジン部分がさらに観察できるようになります。

リアウィンドウのハッチが独立して開閉することに驚きました。ここまでやるとは脱帽。

もちろんインテリアもしっかり作り込まれています。

実車のシルバーの個体は内装もレッドなので、リサーチがしっかりしていますね。ドアポケットの消火器が気になります。

フロントフードも開閉可能。リザーバータンクがメッシュ越しに透けて見えるのが良いですね。

スケールを問わず、これまで発売されたデルタS4ストラダーレのミニカーとしては文句なく決定版といえるこのオートアート製品。最大の欠点は、32,184円という高価格です。

内容を考えれば価格相応とはいえ、3万円越えのミニカーはなかなか手が出ないというのが現実でしょう。それを考えると、1万円台で出来の良い1/18レジン製ミニカーが主流になりつつあるのも当然かも知れませんね。

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2015年10月26日 00:09に投稿されたエントリーのページです。

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