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マツダ RX-7 グループBのオークション結果

9月6日にロンドンでRMサザビーズのオークションが開催されました。

このオークションで注目されたのが、1985年式の1985 Mazda RX-7 Evo Group B Worksです。

マツダ RX-7は、300psを発揮する13B型ロータリーエンジンを搭載する20台の競技車両を製作することで、グループBエボリューションモデルのホモロゲーションを取得します。

マツダ RX-7 グループB仕様は7台が競技車両として完成し、残りはスペアパーツとして用意されました。そのうちの1台、シャシーナンバーMTRE 019は、完成したまま実戦投入されることなくグループBが終了になり、結局、未使用車としてそのままベルギーにあるマツダ・レーシングチーム・ヨーロッパの倉庫に保管。その後、多くのスペアパーツとともにスイスのマツダのインポーターに売却され、さらに数名のコレクターの手を経て現在に至ります。グループB競技車両の中でも未使用状態で残っているのは、おそらくこの個体が唯一。まさに奇跡的なデッドストックといえるでしょう。

1984年および1985年シーズンのWRCで活躍したマツダ RX-7 グループB仕様は、ミニカーでは1/64、1/43、1/18スケールでそれぞれ製品化されています。なかでも今年発売されたフランスのOttOmobile製1/18ミニカーは決定版といえるクオリティ。WRCにおける同車のベストリザルトとなった、1985年アクロポリス・ラリーの3位入賞車を再現しています。

予想落札価格£170,000 - £190,000(約2,400〜2,700万円)としてオークションにかけられた同車。落札価格がいくらになるのか注目を集めましたが、結果的には流札になった模様です。[オークション結果]

ロンドンで開催されたこのオークションでは、71台の出品車両のうち落札されたのは39台に止まり、流札の多さが気になりました。落札車両も値ごろ感のあるものが多く、予想落札価格と実際の価格帯にギャップが生じていたのかもしれません。

クラシックカー市場の異常な高騰も、いよいよ落ち着いてきたということでしょうか。

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2017年09月13日 09:04に投稿されたエントリーのページです。

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