« 昭和に浸る | メイン | 冬眠明け »

MARTINI RACINGは永久に不滅です

今年もジュネーブ・モーターショーに行ってきました。

今回のショーでは、スーパースポーツからエコカーまで内容盛り沢山の当たり年で、ジュネーブならではのカロッツェリアの作品も見応えがありました。

個人的には、カロッツェリアのトゥーリング・スーパーレジェーラが出品したアルファロメオ・ディスコ・ヴォランテ 2012の美しさに一目惚れしました。

しかも、このクルマは単なるワンオフではなく、アルファロメオ8Cコンペティツィオーネをベースに数台製作するとのこと。カロッツェリアが往年の名車をトリビュートしたモデルはどれも非常に魅力的なのですが、逆にまったく新たなデザインで「これは!」という作品は以前に比べて少ないように思えるので、今後に期待したいところです。

そんなジュネーブの会場でグループBマニア的に気になったのは、イタルデザインが参考出品した4人乗りGTカーのBRIVIDO。乗降性を高めるため大型のガルウィングドアを採用し、パワーユニットは3リッターV6エンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドのコンセプトモデルです。

自走可能なロードバージョンのほうはそれほど感銘を受けなかったのですが、個人的にグッときたのは往年のMARTINI RACINGのカラーリングを纏ったレーシングバージョンのモックアップのほう。マルティニストライプの絶妙な入り具合に加えて、レッドの色味がやや濃いため、Gr.5のランチア・ベータ・モンテカルロ・ターボやGr.CのランチアLC2の雰囲気に近いものでした。

現実的には酒造メーカーのスポンサーは難しいと思いますが、マルティニカラーの美しさが時代を超えた存在であることを改めて認識させられた一台でした。

コメント (8)

はる工房:

935を彷彿させるこのデザイン、カラーは立ち止まらずにはいられない。

ドンちゃん:

今日の”ベルト”は先日友人から頂いた ポルシェデザイン?のマルティーニ色をしています。
此方も”不滅”のようです・・・

CORTINA:

いやあ、やっぱりいいですね、マルティーニカラー。もちろんグループA時代のデルタとかもいいけど、あたしとしてはボクシーなクルマより037や936のような、低くて流線型のモデルに絡み付くようにあのラインが走っているのが好きです。

はる工房 さん

確かにラインの入り方がポルシェ935を思わせますね。
私にとってMARTINI RACINGとの出会いはポルシェ935だったので、この雰囲気は堪らないものがあります。

ドンちゃん さん

ポルシェデザインのMARTINI RACING collectionは、周りの方々の所有率が結構高いです。類友ですかね。
かくいう私もMARTINI RACINGフリースを持っています。少々毛玉が出てしまいましたが、まだまだ着るつもりです。

CORTINA さん

マルティニカラーはやっぱり絡み付くようなラインが美しいですよね。
後年のとぐろを巻いたラインは少し違和感があるし、特にフォード・フォーカスで赤色が蛍光レッドになったときには、様式美が失われたように感じたことを覚えています。
個人的には、ランチアLC2の美しさに惹かれました。

こんにちは
イタルデザインというかジュージアーロは、思い出したように4座スポーツを提案しますね! 

マルティニカラーというと
酒を飲み始めた頃(77年とか78年ころ)マルティニカラー憧れて、毎月のCG誌のモータースポーツ頁を肴にマルティニロッシのエクストラドライをロックで呑んでました (笑)

ツインターボかシングルターボなのかとかはどうでも良かったけど、ディトナで優勝したD・オンガイズのインタースコープレーシング935のカラーに惚れて一旦、卒業した思い出があります。

ルマンでとうとう勝てなかったLC2にも哀愁を感じますねぇ。

ところでディスコボランテはやはり格好良かったですかぁ  実物を見てみたいクルマでした 。

ヌッチョはどうだったんだろう?

F12もダイナミックそうですね。

coolyscreek さん

マルティニロッシのエクストラドライをロックで呑む、いいですねぇ。
私も"33" EXPORTの缶ビールを呑みながらD.Auriolの映像を鑑賞したことがあります(笑)。

個人的には,今回のカロッツェリア系ではディスコボランテがダントツでした。ベルトーネも往年の輝きが戻ってきた感がありましたよ。ランボルギーニ・アヴェンタドールJのインパクトも相当でしたが、実車が1台しか存在しないので、1/43ミニカーのオーナーにはなりたいと思いました。

コメントを投稿

About

2012年03月11日 23:58に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「昭和に浸る」です。

次の投稿は「冬眠明け」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35