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2017年09月 アーカイブ

2017年09月04日

OttOmobileのグループBミニカー

ネオクラシックモデルを中心に、実感の高い1/18および1/12スケールのミニカーをリリースしているフランスのOttOmobile。グループB車両についてもこれまで様々な車両が定期的に製品化されています。

先日手元に届いたのが、2017年8月の新製品として発売された1/18スケールのフォード RS 200。1986年のRACラリーでS.Blomqvistがドライブしたマシンです。

OttOmobileでは、すでに2013年2月にBelgaカラーのフォード RS 200を発売しています。しかし、ノーズ部分が妙に幅広い印象があり、感銘を受けるような出来ではありませんでした。しかし、今回の1986 RACラリー仕様では、フロント下部のスカートが長くなり、補助灯も追加されたことで、全体的にまとまりの良い仕上がりになっています。

リア周りも実感の高い仕上がり。これまで発売されたフォード RS 200のミニカーの中では、最良の部類に相当する内容です。

こちらは2017年7月の新製品として発売された、ポルシェ 911 SC RS。1985年のYpres Rallyで3位に入賞した、R. Droogmans/R.Joosten組のマシンです。

先に発売されたロスマンズカラーの1985年ツール・ド・コルス仕様は、 911 SC RSの代表的なカラーリングで魅力的でした。今回のBelgaカラーもポルシェ 911によく似合うカラーリング。前後で異なるホイールを履く姿も印象的です。

2017年9月にはオペル・マンタ 400、そして1/12スケールではルノー5ターボの1981年モンテカルロ・ラリー優勝車を発売するなど、往年のラリーモデルを次々にリリースしているOttOmobile。今後も目が離せないメーカーとなりそうです。

2017年09月07日

ミシュランTRXを履き替える

サイドウォールにひび割れが見つかり、タイヤ交換が必至となったミシュランTRX。交換できるショップを探したものの、210/55VR390というサイズはかなりレアらしく、日本のミシュランには在庫がないとのこと。仕方なく海外に目を向けたところ、ヨーロッパに在庫があったので急遽取り寄せることにしました。

注文から1週間足らずで、ご覧のように4本のタイヤが自宅に届けられました。タイヤはむき出しのまま海外発送されるのですね。

そして、東京・辰巳にあるミシュラン装着店舗の「シノハラタイヤ」さんで、持ち込みタイヤの交換をお願いしました。

詳しくは別の機会に。

2017年09月13日

マツダ RX-7 グループBのオークション結果

9月6日にロンドンでRMサザビーズのオークションが開催されました。

このオークションで注目されたのが、1985年式の1985 Mazda RX-7 Evo Group B Worksです。

マツダ RX-7は、300psを発揮する13B型ロータリーエンジンを搭載する20台の競技車両を製作することで、グループBエボリューションモデルのホモロゲーションを取得します。

マツダ RX-7 グループB仕様は7台が競技車両として完成し、残りはスペアパーツとして用意されました。そのうちの1台、シャシーナンバーMTRE 019は、完成したまま実戦投入されることなくグループBが終了になり、結局、未使用車としてそのままベルギーにあるマツダ・レーシングチーム・ヨーロッパの倉庫に保管。その後、多くのスペアパーツとともにスイスのマツダのインポーターに売却され、さらに数名のコレクターの手を経て現在に至ります。グループB競技車両の中でも未使用状態で残っているのは、おそらくこの個体が唯一。まさに奇跡的なデッドストックといえるでしょう。

1984年および1985年シーズンのWRCで活躍したマツダ RX-7 グループB仕様は、ミニカーでは1/64、1/43、1/18スケールでそれぞれ製品化されています。なかでも今年発売されたフランスのOttOmobile製1/18ミニカーは決定版といえるクオリティ。WRCにおける同車のベストリザルトとなった、1985年アクロポリス・ラリーの3位入賞車を再現しています。

予想落札価格£170,000 - £190,000(約2,400〜2,700万円)としてオークションにかけられた同車。落札価格がいくらになるのか注目を集めましたが、結果的には流札になった模様です。[オークション結果]

ロンドンで開催されたこのオークションでは、71台の出品車両のうち落札されたのは39台に止まり、流札の多さが気になりました。落札車両も値ごろ感のあるものが多く、予想落札価格と実際の価格帯にギャップが生じていたのかもしれません。

クラシックカー市場の異常な高騰も、いよいよ落ち着いてきたということでしょうか。

2017年09月20日

「モーターファン・イラストレーテッド」にBX 4TCが掲載

自動車専門誌「モーターファン・イラストレーテッド」の連載記事「スーパーカー・クロニクル」に、うちのシトロエン BX 4TCが掲載されました。

椎橋俊之さんの解説、伊倉道男さんの写真、そして大内誠さんが描いた透視イラストレーションによる濃厚な世界が展開されています。

なかでも大内誠さんの透視イラストレーションについては、7月中旬に手書きのスケッチを最初に見せてくださってから8月末の完成まで、細部が次第に描かれていく様子を確認する機会に恵まれました。

透視イラストレーションの第一人者である大内誠さんの精緻な製作状況を拝見することができて、オーナーとしてはこれ以上ない貴重な体験だったことはいうまでもありません。

シトロエン BX 4TCを所有してから今年でちょうど10年。まさに節目にふさわしい記念になりました。

ちなみに大内誠さんの作品も展示される「2017 自動車アート7人展」が、9月24日(日)〜9月30日(土)に開催されます。

各界で活躍するアーティストの方々の作品を間近で観ることができる貴重な機会なので、会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。


2017年09月29日

渋い脇役たち

ラリーになくてはならない存在が、競技中の突然のトラブルや緊急オペに備え、スペアパーツを積載したサポートカーです。グループB時代には当時の商用バンが使われていました。

こちらはミニカーメーカーのイクソから発売された1/43スケール商品の CITROEN C35 (PEUGEOT TALBOT SPORT ASSISTANCE) 1985 です。

フロントウィンドウには “RALLYE MONTE CARLO 1985” のステッカーが貼付され、ボディには「6」のマーキングがあります。そのため、この車両が1985年モンテカルロ・ラリーで3位に入賞した、T.Salonen/S.Harjanne組のプジョー 205 T16のサポートカーであることが分かります。

PEUGEOT TALBOT SPORT の美しいカラーリングは、プジョー 205 T16と一緒にディスプレイすると主役がグッと引き立ちそうです。

該当するカーナンバー6のプジョー 205 T16はスパーク製品がリリースされているため、それと一緒に並べるのがベストでしょう。

こちらも同じくイクソから発売された1/43スケール商品の FIAT 242 E (LANCIA MARTINI ASSISTANCE) 1986 です。

フロントウィンドウには “RALLYE MONTE CARLO 1986” のステッカーが貼付されていることから、この車両が1986年モンテカルロ・ラリーにおけるランチア・マルティニチームのサポートカーであることが分かります。

1986年のモンテカルロ・ラリーでは、H.Toivonen/S.Cresto組のランチア・デルタ S4が優勝。その1/43ミニカーも数多くリリースされています。

同じメーカーであるイクソ製品、イクソの金型を使ったALTAYA/デアゴスティーニ製品もあるため、それらと一緒にディスプレイするのがベストでしょうか。

現時点では日本未発売となっていますが、主役を引き立てる渋い脇役たちのミニカーも興味深いものです。

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