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2013年01月 アーカイブ

2013年01月04日

年頭所感 -2013-

あけましておめでとうございます

昨年は懸案だったクラッチの修理が完了したため、久しぶりにイベントに参加することができました。

そのため、シトロエンBXの生誕30周年に関連したイベントでは、多くのシトロエン愛好家の方々とお会いすることができましたし、ランチアランチでは多くのグループBカーおよびそのオーナー様とともに幸せな時間を過ごすことができました。

さらに「カーグラフィックTV」に出演したことにより、シトロエンBX 4TCの存在をより多くの人々に知っていただける機会が得られたことも、「グループBマニア」を主宰する私としてはとても喜ばしいことでした。

今年は、昨年実現できなかったシフトノブの復元作業を進めるほか、ここ数年更新をしていない「グループBマニア」のホームページにつきましてもリニューアルを図るつもりです。もちろん、機会があればイベントなどにも参加し、クルマを通じて様々な楽しみを共有できればと思っております。

今年もよろしくお願いいたします。

グループBマニア
代表 北沢 剛司

2013年01月10日

新たなガレージ

2013年の初走行として、首都高湾岸線を走りました。
今回の初走行は、実は新たなガレージにクルマを移送するためのもので、新たに川崎市の東扇島にある会員制ガレージのレトロモビル・ミュージアム・ガレージ にクルマを預けることにしたのです。

今回お世話になることにしたレトロモビル・ミュージアム・ガレージは、大手自動車メーカーの新車保管用機械式モータープールの一部を間借り利用するもの。このモータープール自体は実に460台ものクルマを保管できる巨大な施設で、風雨にさらされる心配がないのはもちろんのこと、庫内が自然換気されるため、クルマにとっては理想的な環境となっています。


機械式パーキングにはタワーの中をグルグル回される印象があるので、エンジンを停止すると車高が落ちるシトロエンのハイドロ車ではクルマが著しく劣化しそうですが、レトロモビル・ミュージアム・ガレージでは全自動式の専用パレットを使って所定の静的な位置に保管するシステムとなっています。


BX 4TCを専用パレットに置き、車高を落とすとこんな感じに。車高の低いクルマの場合は、左右に木製のスペーサーを入れて中央の凸部をフラットにすることができます(契約時に4万円必要。解約時に返却)。


クルマをパレットに置いて収納操作を行うと、巨大な機械がパレットを静かに奥まで運んでいき、所定の位置にパレットを収めるしくみ。私の場合は目視できない位置にクルマが置かれているため、コンピュータの画面上でしか収納位置を把握することができません。次に出庫する際には、きっと暗がりの中からすっと姿を現すことになるのでしょう。

デメリットとしては、入出庫の際は必ず担当者の方にコンピュータを操作してもらわなければならないため、気が向いたときにサクッとクルマに乗ることができないこと。クルマの出し入れは原則として土日祝を含めた9時〜17時の間で行うことになるので、基本的には長期保管用と考えたほうが良いでしょう。逆に言えば、クルマを出庫するには必ず人の手を借りなければならないし、施設自体も関係者以外立入禁止の場所にあるので、盗難の心配からは開放されます。

モータープール内の空いたスペースを間借りするため、月額預かり料金は1万円というリーズナブルさ(入会時には入会金3万円、敷金1万円、1ヶ月分の預かり料金1万円が必要)。首都高湾岸線の東扇島ICからすぐ近くの場所にあるので、駐車場所に気を遣うオープンカーやスーパーカーを所有している方をはじめ、家族に内緒のクルマがある人にもオススメかもしれませんね。

2013年01月22日

シフトノブ復元、再び

昨年6月の「シトロエンBX 30周年記念イベント」のために突貫工事でシフトノブ剥離修理を行ったBX 4TCですが、実は「カーグラフィックTV」の撮影途中にシフトノブが剥離する事件が発生していました。

走行シーンを撮影するためシフトノブに手を伸ばしたところ、瞬間接着剤で修理した部分からの剥離に加えて、新たな部分からの剥離も発生。結局イベント終了時には以前より悲惨な状態になってしまいました。

そのため、昨年秋からは暫定的にeBayで購入したシフトノブを装着して走っていたのですが、今回新たに某専門誌でキチッとした撮影を行うことになったため、再びシフトノブの修理を行うことにしたのです。

この写真はすでに組み立てをはじめた後の写真ですが、以前より破片が細かくなってしまったため、ひとつひとつの破片を元の場所に収めることさえ困難な状況になってしまいました。


なんとか各パーツを合わせてみたのがこの写真。去年6月のイベントで数時間だけ人目に触れたのがこの状態です。
今回は瞬間接着剤の代わりにエポキシ系接着材を使用しましたが、破片自体が脆くなっているため、接着中に別の箇所が剥離してしまうことも珍しくありません。


今回はパーツ間のすき間がとても気になったので、新たにエポキシパテを使用してすき間を埋める作業を行いました。

まだ作業途中ですが撮影は今週中なので、果たして間に合うのかどうか……。

2013年01月26日

シフトノブ復活

雑誌の撮影のために修理していたシフトノブが、撮影直前になんとか完成しました。

前回はパーツ間のすき間にエポキシパテを盛ったところを記しましたが、これはパテをヤスリで削ったところです。なんかグロテスクですね。


本来はサフェーサーを吹いて細かい修正作業をしてから本塗装に入るのですが、今回は時間がないためマットブラックを直接スプレー塗装しました。


うちのクルマはシフトノブと一体整形された赤色のリングが購入当初から欠損していたため、今回が初の修復となります。
これまで十分な資料がないため作業に入れずにいましたが、昨年のイベントで がささん所有のBX Sportのシフトノブを見たところ、BX 4TCと同じ純正シフトノブが備わっていたので、ようやく資料を得ることができました。

具体的には、リングの幅に合わせてカットしたタミヤ製の1mm厚プラバンを接着し、その上に半円型のエバーグリーン製ハーフラウンド(直径3.2mm)のプラ棒を接着。さらに赤色のカッティングシートを貼付して完成という計画です。


こちらは瞬間接着剤で上記の自作リングを固定した姿です。
資料を再度確認すると、リングは完全な半円ではなくシフトノブのカーブに合わせてラウンドしていたため、ヤスリで半円部分を削ってそれらしく見えるようにしました。また、赤色のカッティングシートは、粘着力が弱くきれいに貼付できなかったため断念することに。この時点で撮影の集合時間まで4時間を切っていたため急遽筆塗り塗装に切り替えたのですが、いざ塗ろうとしたら塗料が固まっていて代わりの塗料を探すのに時間がかかり、塗装を終えたときには明け方近くになっていました。


そして、ようやく完成です。
塗装の乾燥時間を早めるためオイルヒーターの近くに置いて乾燥させたり、出発30分前になっても細かい塗装の修正などを行うなど結局最後までバタバタでしたが、なんとか間に合わせることができました。


車両に装着した姿はこんな感じ。
細部のつくりは相当に粗いので再度キチッと作り直す必要はありますが、撮影用としてはなんとか堪えられる状態だったのでホッとしました。

2013年01月28日

ニューイヤーミーティングでの発見

週末はお台場で開催されたニューイヤーミーティング 2013に行ってきました。

今年も例年通りの寒さでしたが会場の活気は例年以上で、会場内の展示車両も会場外の駐車車両も見ごたえのあるクルマで溢れていました。

会場内でまず目に付いたグループBカーが、Yさんのオペル・マンタ 400。
昨年秋のランチアランチ以来の再会でしたが、クルマもオーナーさんもお元気そうで何よりです。


もう1台のグループBは日産240 RS。S110系シルビアやガゼールと一緒に展示されていて、別物の存在感を発揮していました。

個人的に興味深かったのは昔のはたらくクルマたち。軽トラックを筆頭に、タクシーや霊柩車、移動図書館などの払い下げ車両が往年の雰囲気そのままに現存している姿に感銘を受けました。目的を終えた後は廃車されてしまう車両が多いなか、熱心なオーナーの手により今日まで延命されてきたのは素晴らしいですね。

また、会場外ではウルトラセブンの劇中車として有名なポインターが走行している姿も偶然発見。往年の雰囲気そのままに復元されたポインターはさすがにインパクトがありました。こちらも昭和のはたらくクルマの1台ですね。


さらに昼食後に立ち寄ったTOYOTA MEGA WEB内ヒストリーガレージでは、昨年夏にちょうど50年ぶりに復元されたトヨタ・パブリカ スポーツが展示されていました。

写真でしか見たことがなかった1962年のショーモデルが復元され、実際に見ることができるなんて想像もできませんでした。復元に携われた方々の熱意と実行力には頭が下がる思いです。

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