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2015年12月 アーカイブ

2015年12月08日

1/18スケールのポルシェ911 SC RSが登場

フランスのOttOmobileから、2015年11月の新製品として1/18スケールのPorsche 911 SC RS Tour de Corse 1985が届きました。

今回製品化されたのは、1985年のツール・ド・コルスで3位に入賞したB.Bequin / J.J.Lenne組のマシンです。

ポルシェ911 SC RSはスパーク製の1/43ミニカーが発売されていますが、1/18スケールでは初の製品化です。

この時代のポルシェは、どのマシンでもロスマンズカラーが似合いますね。

プロドライブからの出場のため、英国仕様のナンバープレートが装着されます。

今回は1985年のWRCツール・ド・コルス仕様でしたが、ERCのヘンリ・トイボネン仕様がリリースされる可能性はあるでしょうか。

今回アンテナとRothmansデカールが別部品。Rothmansデカールの貼付場所を示す説明図が付いていました。

2015年12月09日

隔週刊ラリーカーコレクション60号

デアゴスティーニが発行しているミニカー付きマガジンの「隔週刊ラリーカーコレクション」。60号目はランチア・ラリー037でした。

モデルとなったのは、1983年サンレモ・ラリーでミキ・ビアシオンが5位入賞を果たしたときのマシンです。1983年モデルのため、totipカラーのフロントのラインが直線的に入っています。

このミニカーはイクソ製。京商やhpiレーシング製のミニカーに比べると見劣りするのは否めませんが、税込2,253円のミニカーなので価格相応でしょう。

海外では同じtotipカラーの1985年サンレモ・ラリー出場車が発売されているので、機会があれば見比べてみたいと思います。

2015年12月11日

雑誌「tranSpeed」にグループB記事を掲載

先日から取材活動をしていた記事が12月10日発売の雑誌「tranSpeed」に掲載されました。

昨年の「Tipo」以来の再会となるプジョー205 T16。今回オーナーのKさんとも久しぶりにお会いすることができました。撮影のためバタバタしていたので、次回はゆっくりお話したいですね。

ランチア・デルタS4はこのような素晴らしいコンディションの個体。ホモロゲーション取得のためとはいえ、こんなクルマがカタログモデルとして売られていたのだから、改めて凄い時代だったと言わざるを得ません。

そして今回新たな発見があったアウディ・スポーツクワトロ。Group Bの市販車としてはシトロエンBX 4TCと同じグランツーリスモ系のキャラクターですが、BX 4TCのようなやっつけ感がなく、プロダクトとしての完成度の高さに驚きました。

かなり反省点がありますが、みなさまのご協力のおかげでなんとかカタチになりました。
本当にありがとうございます。

2015年12月18日

1986年パイクスピーク優勝車が1/18で登場

先日、Top Marques製の1/18スケール Audi Quattro S1 PIKES PEAK 1986 Winner Bob Unserを購入しました。その名の通り、ボビー・アンサーのドライブにより、1986年のパイクスピーク・ヒルクライムで優勝したマシンを製品化したものです。

同ブランドではすでにAudi Quattro S1 Winner Pikes Peak Hill Climb 1987が発売されています。この1987年優勝車のほうは台座を人工皮革の素材で覆った特別仕様でしたが、今回の1986年優勝車のほうは通常の台座となっています。ちなみに500個の限定生産で定価は35,424円(税込)。最近増えているレジン製1/18ミニカーのなかは高級な部類に入ります。

ヘッドライトが小振りにできているため、スポーツクワトロS1のフロントマスクが的確に表現されています。個人的には、現時点で発売されたミニカーのなかでは最良だと思います。

メッシュの奥にはライト類や補機類が再現されていて、抜かりはありません。

Top Marques CollectiblesはBBRのサブブランドと思っていましたが、ボックスを包んでいたスリーブには、製造販売元としてLucky Step Investments Limitedの文字が書いてありました。同社は香港に拠点があり、Top Marquesブランドで製造および販売を行っているようです。また、通常製品に加えてイタリア BBR Models向けの製品も製作しており、それらはBBRのロゴを入れた人工皮革の台座になっています。

BBR向け製品にはウェザリング仕様や無塗装仕様なども用意されていますが、さすがに値段が張るので手が出ないですね。

2015年12月22日

大黒PAでの集い

週末は久しぶりに主治医のもとで1年点検をしてきました。

この日は首都高の大黒パーキングエリアにランチア・デルタとデルタS4、それにストラトスが集まるという情報をいただいたので、点検前に寄り道してきました。

大黒PAに寄ったのは久しぶりでしたが、今回も濃いクルマとオーナーさんたちが集結。着いた途端にクルマの説明員と化してしまい、ほかのクルマたちを見る時間もない状態でした。

デルタS4とストラトスの並びが見られるとは贅沢そのもの。デルタS4とは「tranSpeed」誌の撮影からちょうど1ヶ月ぶりの再会でした。

この日はグループAデルタも来ていたのに、話をしているうちに撮り逃してしまったのが残念でした。

そんな思わぬ長居をしてしまった大黒PAから主治医のもとへ。

今回は通常の点検時期を大幅に過ぎてからの定期点検となったため、少し不安な部分もありました。しかし、特に問題となる箇所はなく、エンジンオイル交換とタイヤローテーションを行って無事帰還しました。

これはフロント左側のホイールアーチ内の様子。元のボディとBX 4TC専用フェンダーの装着部分などは手作り感満載です。

BX 4TCのおかげでいろいろな方々との出会いがあり、本当にありがたいばかり。クルマを長持ちさせるためにも、そろそろ気になる部分のリフレッシュを行ってあげなければ。

2015年12月28日

知名度が低すぎる車両のミニカー その2

今年4月にトロフュー製の1/43ミニカー[Troféu 1624 Audi Quattro Rallye 1000 Pistes 1986 A.Dawson / Gormley]を購入しました。

前回もかなり知名度の低いミニカーだと思っていましたが、今回購入したトロフュー製アウディ・クワトロのミニカーも、前回を超えるような知名度の低さが特徴です。

最初に紹介するのは、トロフュー製のカタログ製品としてリリースされた
[Troféu 1625 Audi quattro 2nd Jänner Rallye 1984 Bjorn Waldegaard/Franz Wurz] です。

その名の通り、B.ワルデガルドのドライブにより1984年のJänner Rallyeで2位に入賞したマシンです。ワルデガルドはWRCでトヨタに乗っていたイメージが強いのですが、ERCなどではアウディもドライブしていました。

こちらはトロフュー製1/43アウディ・クワトロをベースに150台限定でつくられた
[Troféu Collections RRal29 Audi Quattro Rally of Algarve 1986 John Bosh/Steve Bond] です。

ERCのRallye Lois Algarve 1986に出場し、2位に入賞したマシンです。ちなみにこのラリーで優勝したのは、同年のWRCポルトガル・ラリーの事故で知られるヨアキム・サントスのフォードRS 200でした。

こちらは、その名も "Group B Models" (www.groupbmodels.com)が特注した、トロフュー製1/43アウディ・クワトロをベースにした[GrB01 Audi quattro A2 Campeonato España Rallyes Tierra Lloret de Mar 1988 Claudio Aldecoa/Marian Inunciaga]です。

とりあえず、1988年のスペイン国内ラリーを走ったことしか分かりません。

ダイキャストボディのトロフュー製品をベースにしながら、リアバンパーを取り外した仕様を的確に再現しているのが最大の特長です。リアまわり下部は新たにレジンパーツを新規作成しており、手の込んだつくりになっています。

こちらも同じく"Group B Models"が特注した、トロフュー製1/43アウディ・クワトロがベースの[GrB02 Audi Quattro, v10 T.Kristoffersson, Rally Cross 1992]です。

しかし、ミニカーの台座には "Gr02 AUDI QUATTRO A2, TOMMY KRISTOFFERSSON, 1991 European Rallycross Championship" と書かれています。とりあえず、1991年か1992年のラリークロスにTommy Kristofferssonのドライブで出場したマシンとしか分かりません。

ラリークロス用マシンのため、ヘッドライトがない仕様となっているのが特長です。フロントまわりをレジン製パーツで新規作成しています。

アウディ・クワトロのミニカーは、最近かなり細いバリエーション展開になっています。いったいどこまで行ってしまうのでしょうか。

2015年12月31日

シトロエンBX 4TCのチョロQとは?

今年の最後は、かなり前に入手しておきながら取り上げる機会のなかった、シトロエンBX 4TCのチョロQをご紹介します。

Webメディアの「カレントライフ」に掲載した記事 [シトロエンBX 4TC生誕30周年記念!世界でもっとも詳しいミニチュア大カタログ] のなかでもご紹介したこのチョロQは、とある愛好家の方が製作された、世界にひとつのワンオフモデルです。

入手した経緯については「カレントライフ」の記事に詳しく書いていますので省略しますが、チョロQベースとしては非常にレベルの高い改造作品です。
フロントのライト類はクリア仕上げで、スリット類の表現も的確です。

リアまわりではテールレンズの実感の高さが印象的です。

サイドもBX 4TCのノーズの長さやエッジの立ったフェンダー類がよく表現されています。

グループBの迫力をチョロQサイズで表現したこのディフォルメ作品。クルマのなかに保管すると溶けてしまうおそれがあるためほぼ表に出していませんが、いつかクルマと一緒に飾れるような機会をつくりたいですね。

今年もマイペースなブログにおつき合いくださり、本当にありがとうございました。

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